リストラされた後のゆくえ

アメリカの景気が悪化し、景気後退がやってきました。
今年に入りまだ3ヶ月も経っていないというのに、3億人以上の人が職を失いました。
会社が人件費削除のために莫大なリストラを開始し、地位の高い人までリストラされている状況です。

そしてその人たちがその後どうやって生活をやりくりするのかという疑問を前回のメールで書きましたが、今回はそういう方たちが実際に行き着く場所を具体例を上げて紹介します。

さてロバートキヨサキさんと妻のキムキヨサキさんはホームレスだったということを金持ち父さん貧乏父さん本で書かれていましたが、彼らは空腹感を満たすために時折、一時的な仕事を受け持ったと言っています。

そうです、会社で給料制で働いていた人達はテンプスタッフなどに登録し、最低時給かそれよりもちょっと上の時給で働いています。しかし大抵の方は車で通勤するのでガス代などを含めると割りに合わないケースばかりです。

ある方は時給8ドル(およそ800円)、6時間働くために車で1時間離れた場所まで通勤していました。いくら一時的な仕事で、少しでも稼ぎたいという思いがあったとしてもガス代や通勤時間を含めると割りに合いません。
というのも1回の通勤にガス代が15ドル(およそ1500円)近くかかっていたので実際の利益は3000円未満です。

800円 X 6時間 =4800円
そこから税金などを引くと、
4800円 - 10%(税金などの差し引きが10%だと仮定する)=4320円
4320 - 1500円(ガス代) = 2820円
2820円 ÷ 8時間(6時間労働プラス2時間の通勤時間)=1時間の実際の時給470円

ちなみにその方の仕事内容は思い荷物運びを含む重労働でした。
こういう状況では自分ひとりでも食べて行くのは大変です。
まして養わなくてはいけない家族がいたら、本当につらい状況です。

さて次回はどうやってこの状況を抜け出すことができるのかを追求します。

不況がやってきました

アメリカではいよいよ経済が深刻に悪化しだし、多くの人が仕事を失っています。
会社でマネージャーの地位にいる人、すなわち高給取りの人達がどんどんリストラされています。
会社も生き残りをかけて必死に経費を削っているのですが、リストラされた人たちの行き先は一体どこでしょうか?

Eクワドラントの中には1千万円以上の年収がある人もいますがまれです。
アメリカではEクワドラントで年収800万円というとかなりの高年収になりますが、500-600万円の年収レベルでも高給取りの方です。

アメリカでは会社で時給制で働いている方は働く時間が大幅にカットされ、給料制で働いている方はリストラされてしまうケースが相次いでいます。さて給料制で働いている方は時給制の仕事に就き、少額ながら給料を稼ぐことができると思いますが、時給制の仕事でも競争率はかなり高いので、就くことすらできないケースが多々です。

すでに時給制で働いている方がいるので、その方よりも多くの時間を得て働くことが難しくなっています。
そして給料制の方は時給制の仕事に就いても稼ぎ金額がかなり減っているので不満も出てきます。

アメリカの経済がよくなる見通しが出るまで、経済は悪化し続けるでしょう。
かなり暗い話になってしまいましたが、経済を勉強するのにはいい機会です。ロバートキヨサキさんはこの不況時代を利用して金持ちになりなさいと言っています。一体どれくらいの割合の方が成功できるのでしょう??