インフレによる購買力の減少

ウォーレン バフェット氏の義娘、マリー バフェットさん著者の本によると、インフレによる購買力の減少が起こっているそうです。

例えば、30年前に100,000ドル(1000万円)で購入した家を、今日500,000ドル(5000万円)で売った場合、400,000ドル(4000万円)の利益が得たと思いますよね?

これはインフレーションによるもので、400,000ドル稼げたわけではないんです。
実は物価価格の向上による錯覚なんです。

とういうのは、売り手が同じ家を買うのに100,000ドルではなく今度は500,000ドル必要ですよね?

これが購買力の減少というものです。

昔はパンの値段が1ドル以下だったのにもかかわらず、今はスーパーのパンの価格は1ドル以上するのもインフレによるものです。

歴史の授業で数十年前にドイツが、とてつもないインフレーションを起こし、マルクの値段が急上昇し、札束を重ねてもパンひとつ買えないという経済状況になってしまったのを覚えていますか?

それもお金の価値が下がったために起きた、インフレによるものです。